健康診断や脳ドックで検査して見つかった動脈瘤も大抵は1ヶ月後に再検査して大きくなっていなかったら経過観察になるが、破裂する確率は0ではない。
動脈瘤が神経に触って頭痛がする場合がたまにありますが、その検査でMRIやCTなど脳の写真撮影して動脈瘤が発見されたら5mm程度なら経過観察になるが破裂の可能性は0ではない。
ほとんどの場合は経過観察になるが破裂する確率は5%程度だが0ではない。
開頭手術でクリッピングって方法もあるが血管の中を通って瘤まで到達してステントなどを入れる手術が一般的で患者への負担も小さくなる。
動脈瘤の手術
動脈瘤のでき具合によっても手術も違ってくる。
● カテーテルによる手術
脚の付け根ぐらいからカテーテルを入れるのが一般的で動脈血管な中を通り目的の場所まで到達して事をモニターで確認しながら手術を行う。
カテーテルの先にはカメラが付いていてモニターに映し出される。
他からも見た映像が映し出され動脈瘤に到達したら線を動脈瘤の中にぐちゃぐちゃに入れてそこの動脈瘤に血が流れないようにします。
更にそこに血液が流れない様にステントと呼ばれるパイプ状のものを血管内に置いてきて動脈瘤に血液が流れないようにします。
開頭しないので患者に負担を与えません。
でも血管が弱っていると血管の内側からカテーテルで穴をあけてしまう場合もあり、全くのノーリスクとはいきません。
水道管も外からは丈夫そうに見えても中はぼろぼろに錆びている場合もあり、実際にカテーテルを入れてみないとわからない時もあるのです。
だけどこの動脈瘤の出来る血管は意外に太い血管で動脈硬化を起こしていてもそれが原因で破れることはありません。
● 開頭手術
開頭手術は頭部を切って血管に直接動脈瘤にクリップと言われるもので挟み込んで動脈瘤に血液が流れないようにしてあげる手術です。
もちろん開頭して手術するので患者には負担が大きいですが、医師は実際に見て手術ができるので確実に動脈瘤にクリップをかけることができます。
動脈瘤は血管がYの字に分岐したところにできやすく、壁が薄いことも考えられます。
血管の壁が薄いということはいつ破裂するかわからないと言うことです。
5%ってかなり低い確率ですが100人いたら5人は破裂してしまうのです。
いつ破裂するかわからないで悩んでいて普段通りのことができないで生活に支障が出るなら手術をしてしまって破裂しないようにするのもありです。
決して手術を勧めるのではありません。
動脈瘤にびくびくして生きるのでしたら手術を受けた方が良いかもって話です。